01.一つの製品に対し、水漏れを起こす個所はいくつもある
10年を超えた場合、一つがダメになるということは他の部分も同じように老朽化しています。一部分のみ修復しても他の部分へ負担がかかり、結果的に2次漏水を起こす場合があります。
また漏水したバルブを外す際に、劣化した接続配管に負担がかかり亀裂が生じたり、つなぐパッキン類にも同様の影響が起こるケースがあります。
修理直後は水漏れ無く元通りになりますが、上記の通り他の部分の老朽化は確実に進んでいます。
結果的に場所を変え水漏れが続き修理を2度3度繰り返す事も。製品を変えた方が安く済んだという事が多々あります。
02.美意識を高める事こそ日々のモチベーションに繋がる
水回りはインテリアの一部でありブランド品です。
『水なんて出れば何でもよいから直して』こういう場合には他社に相談頂いた方が良いです。
03.水栓がグラグラしている場合要注意
土台の裏板へ水が浸入し、腐らせてしまってる事が多いです。そうした場合締め直をしてもすぐ緩みます。
『水栓を外して裏板補修したらよい』と簡単に思われがちですが、水の侵入により取り付けナットが錆固着してることがほとんどで簡単にはいきません。
そのまま新品製品をつけてもすぐにグラつくようになるので、水栓交換の際は確実に板を修理する必要があります。
04.水栓だけでなく排水管も給水管もダメになります
ダメになるという事はそうした部分も同じ。1度ですべて交換したほうが間違いがありません。
05.本体内部金属の劣化も起こる
例えば、吐出口からポタ漏れが止まらない場合、バルブの止水部分にパッキンが付いており痩せたりすり減ったり硬くなったりして隙間が生じます。
バルブの当たり面は水栓本体の金属部分です。その面も金属疲労やカルキの付着を起こし新品部品をつけても治らないことがあります。
内部通路で亀裂が起こりバイパスして水がリークすることもあります。
06.でも、どうしても直してほしい
もし上記のような場合は修理挑戦となりますが直らない場合、本体交換となります。
その場合には部品も経費も時間も使っているので修理代を頂きます。(お客様にとっても弊社にとっても結果的に無駄な費用+時間です。予めご理解下さいませ)
07.既存製品が仕入れ元の分からない海外メーカーの場合
部品入手は不可です。
国内流通のある有名どころの正規代理店メーカーに交換することを推奨します。(購入履歴は必ず保管してください)
08.国産メーカーの場合
廃番から部品供給は7年がメーカーに義務付けされています。
年数を考慮すると修理は1度ぐらいしか出来ません。いずれ本体交換となる時期が訪れます。